現実頭皮

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多くの男が心配することの一つに、自分は将来ハゲてしまうのではないかという不安がある。かくいう僕もその一人である。

父は現時点ではハゲていない。だから安心ともいかないのが、ハゲ問題である。フサフサの父親から生まれたピカピカの息子の例なんていくらでもある。ピカピカの父親からピカピカの息子が生まれやすいのは確かだと思うが。

かっこいいハゲ、髪があればカッコよかったタイプハゲ、髪があってもなくても不細工なハゲなどハゲにも色んなパターンがある。

僕も現時点ではハゲていないのだけれど、ハゲた時のシミュレーションをしようと思って、おでこをぐいっと出してみたら、妹たちが堰を切ったように、大笑いした。妹たちから笑われた姿を一目見たら、そこには寂寥感のある男一匹が鏡の前に立っていた。ハゲ向いてないみたい。

悩みの尽きない髪の毛問題であるが、ネットニュースを見ていたら、体外で髪の毛を作ることに、マウスの段階ではあるが、横浜国立大が成功したとのニュースを見つけた。

ナンシー関のエッセイに本物を超えるカツラはありか?のテーマで書かれたものがあったように記憶しているのだけれど、僕は、遠くない未来カツラはなくなるんじゃないかという気がする。50年後、60年後の子孫たちにカツラのことなんか話したら、「えー、昔の人は髪の毛を模したものを頭の上に載せてただけなんですか!?」なんて驚かれるんじゃないか。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。子供もいつかは老人になって、その時代の子供たちに驚かれる宿命なのだ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221022/k10013866881000.html