気持ち悪い男女の作った「美しい国」

f:id:rabbitkoduti:20230224145708j:image

ANN55周年の放送があったけれど、一番最悪だった放送は秋元康ANNで異論はないだろう。

権力を持つ迷惑なジジイの自慢話。そして、その権力を持つジジイにひたすら気に入られようと媚を売り続ける「綺麗な」女性。今日の日本が如何にしてダメになったのか、こんなに分かりやすく、我々に可視化(ラジオだから可聴化というべきか)されたものってないんじゃないかな。現代日本は「気持ち悪い」男と「綺麗な」女性の間にできた子供なのだ。

その点で、秋元康ANNは大きな役割を果たしたと言ってもいいと思う。皮肉じゃなくてね。

今回の放送で、僕の黒木瞳の好感度は地に堕ちた。綺麗な女優だなと思っていたのに、こんな下品な女性だったのかと本当にがっかりした。番組登場から退場まで、全て気持ち悪かった。

AKB48「会いたかった」の曲を歌いながら登場し、「秋元さんに会いたかったですー」「私は秋元さんとの約束は守る女なんですよ」「私と秋元さんとは深い仲です」と恋とマシンガンならぬ、媚のマシンガンで場を圧倒したと思ったら、一緒に放送をしている佐久間氏の話には無視を決め込み、その間も、「佐久間さん、まだ弾は残っとるけぇのう」と秋元康へ媚のマシンガンを撒き散らし続けるのでした。これには天国の深作欣二菅原文太も呆れていることでしょう。

いやー本当に気持ち悪かったなあ。秋元康黒木瞳的な人物が欣喜雀躍としていたバブル時代に生まれてなくて、つくづく良かったと思った。