クスリスゴイ

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体調を崩して、思うように生活できない日々が続いた。一週間何もできないレベルの風邪を引くことは、ここ何年もなかったため、辛い一週間を過ごした。

その生活を過ごして、強く印象づけられたのは「クスリってこんなにも効くんだなあ」ということだった。

持病もないために、薬を飲まない日常を過ごす僕には、解熱剤のあの効き目たるや、魔法の如しと感じられた。

以前の僕は薬ではなく自力で治すことを良しとしていたが、それが如何に馬鹿なのかということもとてもよく分かった。

僕の薬への抵抗感はどこから来たのかについて少し考えてみた。多分、母親からであろう。母親は「薬を飲み過ぎると、体の中で耐性ができちゃって中々効きづらい体になる」ということをよく言っていた。その言葉を聞いて育った僕は人生の中で薬が使える回数が限られているんだ。だから、あまり薬を使わずに生活しよう。薬は将来のために取っておこう。みたいなのが無意識に内面化されたのかもしれない。

馬鹿は薬を使わない。