最近見る幻覚について

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最近、玄関のドアノブに「黒いもやもや」が張り付いているという幻覚を見る。

それは、決まって外から家へ戻るときで、時間帯は問わない。朝の明るい時も、夜の暗い時も、元気な時も、疲れている時も出現する。

外の明るさ、身体の状態に関係なく、何回も同じ幻覚を見るなんて不思議である。夢だったら、こう何度も同じシーンが繰り返されることもあるだろうが、これは現実である。

僕がよく見る悪夢の一例を紹介する。

電車とプラットフォームの隙間に落ちるという夢である。何故こんな夢を見るかは、はっきりしている。それは、僕が幼少期、あそこの隙間に落ちるのではないか、落ちたら死んでしまうのではないかと強く恐れていたからであろう。少しでも、足を踏み外したら、僕は死んでしまう。あの隙間には、悪魔が潜んでいて、そいつが口を開けて待っているんだという強迫観念があったように記憶している。電車から降りるのにも、勇気を要したものだった。ある意味、あの時は毎日が死と隣り合わせというか、冒険的であったと思う。

 その点、最近よく見る幻覚は、本当に理由が分からない。何が僕に幻覚を見せているのだろうか。悪霊でもいるのか。

でも、幻覚を見た日ってなんだかそれだけで、今日一日が得したような気分になるんだよな。

治りたがらない病人ほど、厄介な者はいない。